定量リサーチ
定量リサーチ
定量リサーチの具体的手法
ネットリサーチ
郵送リサーチ
ホームユーステスト
電話調査
その他
定量リサーチが得意なこと
- アンケートに回答してもらうというスタイルのため、調査対象者の負担をある程度抑えることができます。インターネットや郵送でのアンケートの場合、自宅等で都合のよい時間にアンケートに回答できることも利点です。
- 全体像や傾向をつかむのに適した手法です。また、一定の量を調査し、その結果を数値化できるため、データに裏打ちされた判断を下すことが可能です。
定量リサーチが苦手なこと
- 原則として事前にアンケートに盛り込んだ質問に対する回答しか得られないので、回答の意味をさらに深掘りで確認したり、回答者の「生の声」を得るなどの面で限界があります。※「電話調査」と合わせて行うことで、このデメリットを解消できることもあります。
- 少量の調査では全体的な傾向を正確につかむことができないため、一定規模で調査を実施する必要があります。また、有効回答率を上げるためには、それなりの工夫が必要です。
定量リサーチを行う際に念頭に置くと良いこと
- 上記の通り、定量調査には「得意」「不得意」があります。今回の調査で「真に」達成したい調査目標を十分にご検討の上で、調査計画を企画する必要があります。
- 海外では、調査対象者が住む地域や経済水準によって調査結果が異なる傾向が、日本以上に顕著です。特にマーケティング調査の場合は、職業、教育レベル、人種などのSES(Social Economic Status:社会経済地位)やSEC(Social Economic Class:社会経済階層)という多面的な指標を活用し、適切な調査対象者を見極め、選択する必要があります。
- 日本人を対象にして日本語で作成した調査票を調査対象国の言語に翻訳しても、そのまま活用できないケースがよくあります。例えば、ダイバーシティーの考え方が広く浸透している国では、「性別」ひとつとっても第3の選択肢を設けなければならないかもしれません(米国版のFacebookなどは、50以上の選択肢から性別を選ぶことができます)。対象国の現状を正確に理解し、調査票を的確にローカライズ(現地化)できるだけの知見を働かせる必要があります。
- アンケートリサーチは、調査対象者の負担が最も少ない調査手法ですが、それでも回収率や有効回答率を上げるためには、工夫が必要です。対象者は日々、膨大な数のメールや郵便物を受け取っていますので、目に付きやすい「件名」や「外観」とする必要があるかもしれません。また、回答者には何らかの特典を用意するなどの施策も有効な場合があります。