はじめてのYouTube公式チャンネルその1・基礎知識編

YouTube,はじめてのYouTube公式チャンネル

YouTubeの紹介

世界最大の動画共有プラットフォーム、YouTube。日本でも、老若男女、誰もが知っている動画サービスですよね。

YouTubeは、2005年にアメリカ(カリフォルニア)で創設されました。当時は、“無料で便利” な動画共有サービスということで、爆発的に人気が高まりました。現在は、Google LLCによって運営されています。

グーグルの傘下となってから、動画投稿で収入が得られる「ユーチューバー」と呼ばれる人たちが増加し、社会現象ともなりました。

何らかの得意技を持つ人たち(音楽、語学、料理、家事、美容など)の番組、世界を旅行している人たちの海外紹介番組、ペット(犬、猫、アヒル、オウムなど多数)の番組など、たくさんの人気チャンネルがあり、タレント性を持つユーチューバーもたくさんいます。

企業の広告投稿も年々増加していて、YouTubeの広告収入は、2019年度は151億ドルに達したとのことです。(Alphabet Inc.の発表による)世界最大規模のプラットフォームへの広告投稿は、効果絶大であるということですね。

YouTubeへの動画投稿は、とても簡単です。必ずしも特別なカメラや照明が必要ではなく、スマートフォンさえあれば、撮影・投稿することができます。そのシンプルさから、多くの人が、さまざまな動画を投稿するようになりました。

そのため、最近問題となっているのが、差別、暴力、プライバシー、著作権に抵触する動画の投稿です。YouTubeは「規約」を定めており、警告に従わない場合の処置を明確にしています。YouTubeの概要について詳しくは下記の記事をご覧ください。

企業が公式チャンネルを開設すべき必要な3つの理由

1番目の理由:利用者数が増加・全年齢に拡大している

YouTubeユーザーは、20億人です。世界中の1日の動画再生時間は、10億時間を超えています。

日本のYouTubeユーザーは、6000万人以上います。インターネットを利用する、7割以上の人たちが視聴しています。

日本でのユーザーは、若い人が多いと思われるでしょう。(もちろん若い人たちが圧倒的に多いのは確か)ですが、ユーザーの年齢層が上がっています。日本はようやく「ガラケー」の時代が終わり、50代・60代以上の人たちが「スマートフォン」を使い始めましたので、YouTubeを見る年代が上がりました。実際、50代の利用率は75.2%、60代は44.8%です。

日本で、「YouTubeは若い人が見る動画」という時代は終わっています。すでに、子供からお年寄りまで、全世代の人たちが利用している、「みんなの動画」なのです。詳しくは下の記事をご覧ください。

2番目の理由:検索方法の変化

何かをインターネットで検索するとき、一般的に「Google検索」や「Yahoo検索」を利用する人が多いでしょう。ですが、10代・20代の若い人たちは「SNS」(LINE、Twitter、Instagramなど)を使って検索し、情報収集しています。詳しくは下の記事をご覧ください。

時代とともに、検索方法には変化が見られています。今後は「YouTube検索」に対応できるように、動画の投稿をした方が良いでしょう。

3番目の理由:動画環境の変化

携帯電話の「5G」が普及するにつれて、動画環境(速度が上がる)が良くなりますので、生活の中での動画の存在がより身近になるでしょう。今後はもっと多くの人々が「動画検索」、動画からの情報収集がメジャーになるでしょう。

動画環境の進歩とともに、YouTubeを含め、動画共有プラットフォームの利用は、企業や店舗にとって必須となりました。このような時代の流れの変化に、対応していくことが大切です。

本当に企業が伝えるべき動画の中身とは?

自分たちが出したいもの?視聴者が見たいもの?

では、どのような動画を投稿したら良いと思われますか?「自分たちが伝えたいもの」は“作りやすい” ので、アイディアがたくさん思い浮かぶかもしれませんね。しかし、当然のことながら、“自分たち目線” で作った動画が、多くの人が見たいと思う動画ではありません。重要なのは、「視聴者が知りたいこと」を配信するということです。“視聴者目線”で動画を制作する、これが大切なポイントです。

もし、自社(店舗)への集客、購入者数アップが目的なら、考え方の “角度” を「なぜ、視聴者は、自社商品(サービス)を購入してくれないの?」に変えてみましょう。ユーザー視点で考えた動画を配信し続けていれば、結果、視聴者数・購入者数はアップしてゆくでしょう。最初から「内輪ネタ」の配信は、お勧めしません。それは、コアなファンがついてからにしましょう。

お客様の心をつかむ内容は?

お客様の心をつかむ動画とは、「ぜひ買ってみよう」「ぜひ行ってみよう」と行動を促す動画、ということです。例えば、商品の使い方・メンテナンス法を説明し、「なるほど~。これは良いかも。」と思ってもらえること。提供しているサービスを利用したら、「こんなにも便利になるんだ!」ということを知ってもらうこと。もし飲食店なら、その店のこだわりや仕込み風景を伝え、「この店は特別だ。」と思ってもらうことです。このように、具体的なメリットを伝える動画なら、お客様の心を捉えることができるでしょう。

商品のメリットだけでなくデメリットも紹介する

特に高額商品の場合は、メリットはもちろん、デメリットをも説明することが必要です。YouTubeとテレビCMの違いは、ここにあります。ユーザーは、常に「リアルな情報」を求めています。普段、私たちも、商品の「口コミ」で「ここが良いけど、ここがダメ」という他の人の “正直な感想” を参考にしますよね。ですから、動画でも、「こういうデメリットがあります。ですが、こうフォローできます。」と説明することが重要です。そして、「でもやはり、魅力的な商品ですよ。」ということを強調するなら、効果があるでしょう。

まとめ

今後はもっと「動画メイン」の時代になっていくでしょう。動画は、視聴者に分かりやすく、訴求力があります。それだけに、商品のPRは、魅力的である必要もありますし、実際的である必要もあります。視聴者は、より「リアルな情報」を知りたいと思っています。ぜひ、“視聴者目線”で、“視聴者受け” する動画を制作してください。

「はじめてのYouTube公式チャンネル」シリーズ第2回は、具体的な開設の準備を取り上げています。ぜひご覧ください。

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