翻訳者が選ぶ多言語翻訳サービス!翻訳アプリ・サイト・翻訳会社を紹介

機械翻訳,翻訳

インターネットの発達により、世界はますます身近になっています。それに伴って、多言語翻訳の需要が高まっています。ここでは、外国語翻訳に役立つ、おすすめ翻訳アプリ・サイト、翻訳会社をご紹介します。

翻訳からマーケティングまでワンストップサービス。株式会社アットグローバル

多言語翻訳をする前に押さえておくこと

まず、多言語翻訳を行う際に、押さえておくポイントをお伝えします。

言語ごとに特徴がある

世界中の各言語は、それぞれの「特徴」を持ち、決して定型的なものではありません。例えば、「語順」だけでもを以下のようにたくさんの種類があります。

  • 主語+目的語+動詞 (S+O+V)
  • 主語+動詞+目的語 (S+V+O)
  • 動詞+主語+目的語 (V+S+O)
  • 動詞+目的語+主語 (V+O+S)
  • 目的語+動詞+主語 (O+V+S)
  • 目的語+主語+動詞 (O+S+V)
  • 基本語順なし

ほかにも、「人称代名詞」(私、君、彼など)が、相手の立場や年齢などで変化したり、「時制」が省略されたりする言語などもあります。

もし、「人称代名詞」が立場などで変化することを知らずに翻訳したら、非常に失礼な文章になってしまうかもしれません。また、「時制」が省略されていることを理解せずに翻訳したら、一体いつの話をしているのか分からない文章になってしまいます。ですから、多言語翻訳を行う際には、各言語ごとの「特徴」を把握した上で翻訳することが重要です。

翻訳会社、翻訳サイト・アプリは言語ごとによって得意、不得意がある

どれも同じであるように思うかもしれませんが、翻訳会社、翻訳サイト・アプリは、すべての言語に対して正確に翻訳できるわけではありません。ある言語は得意でも、ある言語は不得意だったりします。例えば、ある翻訳サイト・アプリは、主要言語(英語・フランス語・中国語など)は得意でも、マイナーな言語は不得意かもしれません。ですから、多言語翻訳を行うときは、一つの翻訳会社・翻訳サイト・アプリにこだわるのではなく、翻訳したい言語に得意か不得意かを見極めて、臨機応変に使い分けることが大切です。

翻訳アプリやサイトだと限界がある

翻訳アプリ・サイトは、2016年頃から導入された「ディープラーニング技術」によって、急速に進歩しています。ですが、まだまだ完璧とは言えません。正しい文章(教科書のような)であれば、割と正確に翻訳できても、口語・スラング・方言の翻訳になると限界が生じます。言葉の「ニュアンス」を正確に把握できないのです。例えば、「小説」を翻訳アプリ・サイトで翻訳すると、不正確で、味気ない文章になってしまいます。

また、「専門用語」の壁もあります。専門用語は「造語」(単語を変化させて作った語)が多く、翻訳される頻度も低いため、AIの学習機会が多くありません。例えば、千葉で発見された地層の名称「チバニアン」のことを取り上げましょう。この名称は、2020年1月に命名された新しい言葉なので、AIが学習しておらず、Google翻訳で「chibanian」と入力すると、「フランス語」だと認識されてしまいます。「チバニアン」と日本語で入力し英語に翻訳すると、「tibanian」と間違った翻訳になってしまいます。

ですから、翻訳サイト・アプリでは、翻訳機会の少ない単語・文章が多く含まれている「学術論文」などの翻訳には向いていません。正確さが求められる資料や文書の翻訳は、翻訳サイト・アプリでは限界があるので、専門の翻訳会社に依頼することをお勧めします。

おすすめ翻訳アプリ・サイト5選

google翻訳

Google翻訳は、世界で最も有名な翻訳エンジンです。最大手検索エンジンのアドバンテージを生かし、圧倒的な情報量をもとにした、高い翻訳精度が特徴です。世界シェアNo.1ブラウザ「Google Chrome」と連携しており、外国語のサイトにアクセスすると自動でページを翻訳してくれます。もちろん、原文表示も可能です。

また、アプリ版では、テキスト翻訳はもちろんのこと、カメラで文字を映したり撮影したりするだけで翻訳してくれる便利な機能も搭載されています。また、会話モードが搭載されているので、通訳アプリとしても優秀です。

Microsoft翻訳

Microsoft翻訳も、優秀な翻訳サイト・アプリの一つです。全体的な翻訳精度では、Google翻訳には劣る印象ですが、マレー語などの一部の言語では、Google翻訳よりも高い精度を見せることがあります。

また、アプリ版は「会話で翻訳」という機能が搭載されており、多数のスマートフォンとの同時接続・同時翻訳が可能となっています。多言語翻訳においては、役立つツールとなり得るでしょう。

papago翻訳

韓国の大手企業「NAVER」が開発・提供する翻訳サービスです。韓国企業が開発しているだけあり、韓国語の翻訳に強いという特徴があります。韓国語以外にも13の言語に対応しており、特に「英語⇔日本語」の翻訳精度は、Google翻訳と同レベルです。

VoiceTra

VoiceTraは、日本の研究機構「NICT(情報通信研究機構)」が研究・開発した翻訳アプリです。 日本の研究機関が開発ているので、「日本語⇔他言語」の翻訳精度が優れています。「音声入力」での翻訳に特化しているので、翻訳アプリというよりは「通訳アプリ」と言ったほうが正確でしょうか。もちろん、文字入力による翻訳もできます。ちなみに、現時点では営利目的の使用が認められていないので注意しましょう。

コンニャク翻訳

コンニャク翻訳は、8つの翻訳サイト( Google翻訳・papagp翻訳・Baidu翻訳・Weblio翻訳・Excite翻訳・Yandex翻訳・Bing(Microsoft)翻訳・Fresheye翻訳)から、利用したい翻訳サイトを選んで翻訳できるサイトです。テキストボックスに文章を入力し、言語設定をした上で、右側に表示されている翻訳サイトをクリックすると、リンク先に飛び、翻訳文が表示される仕組みとなっています。訳文の比較が簡単できるので、訳文チェックの際にとても便利です。

多言語翻訳オススメ会社

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバルは、2002年に設立した翻訳会社です。翻訳実績10万件以上、対応言語40か国以上、在籍翻訳者1700名以上。主要言語はもちろん、少数言語の翻訳にも対応しています。ネイティブ翻訳者が担当し、高品質な翻訳のために、「ダブルチェック体制」がとられています。専門分野の翻訳も得意としており、対応分野は多岐に渡ります。(ビジネス資料・IT全般・電気・機械・製造・観光・医学・医療・法務・契約・論文・証明書・メディア・教育など)また、2017年からはオウンドメディア運用サポートサービスも行っており、現在は海外向けプロモーションも手掛けています。

まとめ

多言語翻訳に役立つサイト・アプリをいくつかご紹介しました。機械翻訳の精度は年々進歩していますが、特殊な資料(専門分野など)の翻訳は、まだまだ限界があるのが現状です。正確性を求める翻訳の場合は、専門の翻訳会社に依頼するようにしましょう。

株式会社アットグローバルは、多言語翻訳対応しています。利用をご希望の際は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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