海外市場調査方法の基本と実践!7つの手法でリスクを減らす方法
海外市場に進出する際、成功の鍵を握るのは徹底した市場調査です。適切な「海外市場 調査方法」を選ぶことで、現地の消費者ニーズや競合状況を深く理解し、リスクを最小限に抑えることができます。
この記事では、7つの主要な「海外市場 調査方法」を詳しく解説し、それぞれの手法の具体的な活用方法やメリットについて紹介します。
これから海外進出を考えている方や、既に進出を果たしたものの市場での成功を確実にしたいと考えている方にとって、必見の内容となっています。
- 主要な海外市場調査方法の種類と特徴を理解できる
- 各調査方法の具体的な実施ステップを学べる
- 調査方法の活用シーンとメリットを知ることができる
- 事業に適した調査方法の選び方を理解できる
海外市場調査の種類7選
海外市場調査を行う際には、さまざまな方法があります。ここでは、主要な10個の調査方法について解説します。その11個とは、
- デスクトップリサーチ
- アンケート調査
- インタビュー調査
- 現地視察
- フォーカスグループ
- オンラインコミュニティリサーチ
- 試験販売
です。もちろん、すべての手法がはっきりと区分されているわけではなく、一部リサーチ方法が重複したり、似ているものも含まれます。
それを踏まえたうえで、以下の部分では、それぞれの調査方法について、4つの観点から解説していきます。
- 調査方法の詳細
- 具体的なステップ
- 具体的な活用方法
- 実例
事業のタイプや商品の種類によって、どの市場調査が最もふさわしいか、あるいは複数の調査をした方が良いか考えましょう。
デスクトップリサーチ(机上調査)
デスクトップリサーチは、既存のデータを活用して情報を収集する手法で、コスト効率が高く、迅速に実施できる点が特徴です。
調査方法の詳細
デスクトップリサーチは、インターネットや政府のデータベース、報告書、学術雑誌、ソーシャルメディアなどから情報を収集する手法です。この方法は、既に公開されている情報を活用するため、時間とコストを節約できます。
ただし、情報が古い場合や特定のニーズに合わない場合があるため、他の調査手法と組み合わせて使用することが推奨されます。
具体的なステップ
- 目的の明確化: 調査の目的を明確にし、どのような情報が必要かを定める。
- 情報源の特定: 必要な情報を得るために、どの情報源を使用するかを決定する。政府機関のデータベースや業界レポートなどが一般的。
- データ収集: インターネットを活用してデータを収集する。信頼性のある情報を選び、正確なデータを集めることが重要。
- データ分析: 収集したデータを分析し、目的に応じたインサイトを得る。
具体的な活用方法
デスクトップリサーチは、以下のような場面で活用できます。
- 市場規模の把握: 進出を検討している市場の規模や成長率を知るために、既存の統計データを活用する。
- 競合分析: 競合他社の動向や市場シェアを調査し、自社のポジショニングを考える材料とする。
- 消費者ニーズの理解: ソーシャルメディアやオンラインフォーラムを通じて、消費者の嗜好やトレンドを把握する。
- 法規制の確認: 各国の法規制や商習慣を調査し、進出に伴うリスクを事前に把握する。
実例
例えば、ある企業がアジア市場への進出を検討している場合、デスクトップリサーチを通じて以下の情報を得ることができます。
- 市場動向: アジア各国の経済成長率や消費者支出の傾向を調査し、市場の潜在性を評価する。
- 競合状況: 主要な競合企業の製品ラインナップや価格戦略を分析し、自社の競争優位性を見い出す。
- 法規制の確認: 各国の法規制や商習慣を調査し、進出に伴うリスクを事前に把握する。
デスクトップリサーチは、海外市場調査の初期段階で非常に有効な手法です。コストを抑えつつ、迅速に市場の全体像を把握することができるため、ビジネス戦略の立案に役立ちます。
アンケート調査
アンケート調査は、対象国の消費者から直接的なフィードバックを得るための有効な手段であり、消費者のニーズや嗜好を把握するために重要です。
調査方法の詳細
アンケート調査は、事前に用意した質問を多くの人に回答してもらい、データを収集する手法です。アンケート調査は、定量調査と定性調査の両方に利用でき、数値データの収集や消費者の意見を言葉で把握することができます。特に海外市場では、現地の文化や消費者の行動を理解するために、アンケート調査が重要な役割を果たします。
具体的なステップ
アンケート調査を効果的に実施するためには、以下のステップを踏むことが重要です。
- 目的とターゲットを決める: 調査の目的を明確にし、ターゲットとする消費者層を決定する。これにより、どのような質問をすべきかが明確になる。
- 調査方法・期間を設定する: アンケートを実施する方法(オンライン、対面など)と期間を設定する。オンラインアンケートは広範囲にわたるデータ収集が可能。
- 設問の作成: 目的に応じて設問を作成します。設問はシンプルで明確にし、回答者が答えやすい形式にすることが重要。
- データ収集と分析: 回収したアンケートを集計し、分析を行う。データは傾向を把握するための基礎となる。
具体的な活用方法
アンケート調査は、多くのビジネスシーンで活用されています。
- 消費者ニーズの把握: 新商品開発やサービス改善のために、消費者のニーズや不満点を明らかにする。
- 市場動向の分析: 現地市場のトレンドや消費者の購買行動を把握し、戦略立案に役立てる。
- ブランドイメージの評価: 自社のブランドが現地でどのように認識されているかを調査し、マーケティング戦略を調整する。
実例
例えば、ある日本の食品メーカーがアジア市場に進出を考えている場合、アンケート調査を通じて現地消費者の味の好みや健康志向を把握することができます。これにより、現地の消費者に合った商品開発を行い、成功する可能性を高めることができます。
アンケート調査は、海外市場での消費者理解を深め、ビジネス戦略に直接的なインサイトを提供するための強力なツールです。十分に設計されたアンケートは、海外進出の成功を支える重要な武器となります。
インタビュー調査
インタビュー調査は、海外市場を深く理解するための非常に効果的な手法です。特に、データでは捉えきれない消費者の心理や行動の背景を探るのに適しています。この調査方法は、定性調査の一環として、個人やグループに対して直接質問を行い、詳細な情報を収集します。
調査方法の詳細
インタビュー調査は、主にデプスインタビュー(1対1)とグループインタビューの2種類に分かれます。デプスインタビューは、個々の参加者から深い洞察を引き出すのに適しており、特定のテーマについて詳細に議論することができます。一方、グループインタビューは、複数の参加者の意見を同時に集めることができ、参加者間の相互作用から新たなインサイトを得ることが可能です。
具体的なステップ
インタビュー調査を成功させるためには、以下のステップを踏むことが重要です。
- 調査目的の設定: 何を明らかにしたいのかを具体的に設定する。これにより、調査の方向性が明確になる。
- 対象者の選定: 調査の目的に合った対象者を選ぶ。ターゲット市場に関連する消費者や専門家を選ぶことが一般的。
- インタビューフローの作成: 質問内容や順番、時間配分を決めたインタビューフローを作成し、調査の進行をスムーズにする。
- インタビューの実施: インタビューを行い、リラックスした環境を提供することで、参加者から本音を引き出す。
- データの分析: 収集した情報を分析し、調査目的に沿ったインサイトを得る。
具体的な活用方法
インタビュー調査は、以下のような場面で活用されます。
- 消費者インサイトの収集: 消費者のニーズや行動を深く理解し、新商品開発やマーケティング戦略に活用する。
- 製品やサービスの改善: ユーザーのフィードバックを基に、製品やサービスの改善点を特定する。
- 市場トレンドの把握: 現地の市場動向や文化的背景を理解し、海外進出の戦略を策定する。
実例
ある企業が新しい飲料をアジア市場に投入する際、インタビュー調査を実施しました。現地の消費者に対して、味の好みやパッケージデザインについての意見を聞くことで、ターゲット市場に合った製品を開発することができました。
このように、インタビュー調査は、現地の消費者のリアルな声を直接聞くことで、製品の成功を支える重要な役割を果たします。適切に実施することで、企業は市場での競争優位性を高めることができます。
現地視察
現地視察は、海外市場を直接体感し、リアルな情報を収集するための重要な調査方法です。特に、現地の文化や消費者の行動を理解するために、視覚的・感覚的な情報を得ることができる点で有効です。
調査方法の詳細
現地視察は、実際に海外の市場や地域に足を運び、現地の状況を直接観察する調査手法です。この方法は、オンラインやデスクトップリサーチでは得られない、現地の雰囲気や文化的背景、消費者の行動パターンを理解するために利用されます。
具体的なステップ
現地視察を成功させるためには、以下のステップを踏むことが重要です。
- 目的の設定: 視察の目的を明確にし、どのような情報を得たいのかを決定する。例えば、消費者の購買行動や競合の状況を把握するなど。
- 事前調査と準備: 視察前に、対象地域の基本情報や文化、ビジネス環境について調査する。また、訪問先やスケジュールを計画し、必要な許可やアポイントメントを取得する。
- 視察の実施: 現地での観察を通じて、地域の特性や消費者の行動を記録します。具体的には、店舗のレイアウトや商品陳列、消費者の動線などを観察する。
- データの整理と分析: 視察で得た情報を整理し、分析を行う。これにより、現地市場の理解を深め、ビジネス戦略の策定に役立てる。
具体的な活用方法
現地視察は、以下のような場面で活用されます。
- 市場環境の把握: 進出を検討している市場の実態を確認し、消費者のニーズや競合の状況を把握する。
- リスク管理: 地域の安全性やインフラ状況を確認し、進出に伴うリスクを評価する。
- パートナーシップの構築: 現地のビジネスパートナーやサプライヤーとの関係構築に役立てる。
実例
例えば、日本のある製造業者が東南アジア市場への進出を検討している場合、現地視察を通じて、現地の消費者がどのような製品を好むのか、競合製品と比較してどのような差別化が必要かを直接確認することができます。また、物流やインフラの状況を視察することで、製品の供給体制を最適化するための情報を得ることができます。
現地視察は、海外市場を深く理解し、適切なビジネス戦略を策定するための不可欠な手段です。現地のリアルな情報を得ることで、進出の成功率を高めることができます。
フォーカスグループ
フォーカスグループは、海外市場の調査において消費者の深層心理やニーズを把握するための有効な手法です。この調査方法は、特定のテーマに関して参加者同士が意見を交換することで、個別のインタビューでは得られない洞察を得ることができます。
調査方法の詳細
フォーカスグループインタビューは、異なる属性を持つ少人数のグループを形成し、座談会形式で実施される調査手法です。通常、6~8名の参加者が集まり、モデレーターが議論を進行します。
この手法は、消費者のニーズや商品に対する評価、新商品コンセプトに対する反応を把握する目的で行われます。参加者間の相互作用を通じて、潜在的なニーズや課題を浮き彫りにすることが可能です。
具体的なステップ
フォーカスグループを効果的に実施するためには、以下のステップが重要です。
- 目的の明確化: 調査の目的を明確にし、どのような情報を得たいのかを定義する。これにより、議論の焦点が定まる。
- 参加者の選定: 調査目的に合った参加者をリクルートする。異なる属性や背景を持つ参加者を選ぶことで、多様な視点を得ることができる。
- 議題の設定とモデレーターの準備: 議題を設定し、モデレーターが議論を円滑に進行できるよう準備する。モデレーターは、議論を活性化させ、参加者の意見を引き出す役割を担う。
- インタビューの実施: 設定した議題に基づいて議論を行い、参加者の意見や反応を記録する。議論の中で、非言語的な情報も観察する。
- データの分析と報告: 収集したデータを分析し、調査目的に沿ったインサイトを得る。結果を報告書にまとめ、ビジネス戦略に活用する。
具体的な活用方法
フォーカスグループは、以下のような場面で活用されます。
- 新商品開発: 消費者のニーズや期待を把握し、新商品のコンセプトやデザインに反映する。
- マーケティング戦略の策定: 消費者の購買動機やブランドイメージを理解し、効果的なマーケティング戦略を立案する。
- サービス改善: 現行サービスに対するフィードバックを収集し、改善点を特定する。
実例
例えば、ある化粧品メーカーが新しいスキンケア商品の開発を検討する際にフォーカスグループを実施しました。参加者に試作品を使用してもらい、その使用感や効果についての意見を集めました。この結果を基に、商品コンセプトを調整し、ターゲット市場に適した製品を開発することができました。
フォーカスグループは、消費者のリアルな声を直接聞くことで、商品やサービスの改善に役立つ貴重なインサイトを提供します。この手法を効果的に活用することで、海外市場での成功を支える強力なツールとなります。
オンラインコミュニティリサーチ
オンラインコミュニティリサーチは、企業が顧客の意見や感情を深く理解するための効果的な手法です。この調査方法は、オンライン上に形成されたコミュニティを活用し、リアルタイムでのフィードバックやインサイトを得ることができます。特に、デジタルプラットフォームを通じて、広範囲な顧客層からの意見を効率的に収集することが可能です。
調査方法の詳細
オンラインコミュニティリサーチは、企業が特定の目的のためにオンライン上でコミュニティを形成し、参加者からのフィードバックを収集する手法です。この方法は、顧客の行動やニーズを深く理解するために、長期的な関係を構築することができます。
コミュニティメンバーは、製品やサービスに関する意見を共有し、企業はこれを基に市場戦略を策定します。オンラインコミュニティは、SNSや専用プラットフォームを利用して構築されることが一般的です。
具体的なステップ
オンラインコミュニティリサーチを効果的に実施するためには、以下のステップが重要です。
- 目的の設定: 調査の目的を明確にし、どのようなインサイトを得たいのかを決定する。これにより、コミュニティの設計が方向付けられる。
- プラットフォームの選定: 調査を実施するためのプラットフォームを選ぶ。Facebookグループや専用のオンラインコミュニティツールなどが利用される。
- 参加者のリクルート: 調査目的に合った参加者をリクルートし、コミュニティに参加してもらう。参加者の多様性を確保することで、幅広い意見を収集できる。
- コミュニティの運営: 定期的にトピックを提供し、参加者が活発に意見交換できる環境を整える。モデレーターが議論を促進し、参加者の意見を引き出す。
- データの分析と報告: 収集したデータを分析し、調査目的に沿ったインサイトを得て報告書にまとめる。
具体的な活用方法
オンラインコミュニティリサーチは、以下のような場面で活用されます。
- 製品開発: 消費者のニーズやフィードバックを基に、新商品のアイデアや機能を検討する。
- ブランド戦略の策定: ブランドイメージや顧客満足度を評価し、戦略の見直しに役立てる。
- マーケティングキャンペーンの評価: キャンペーンの効果をリアルタイムで評価し、改善点を特定する。
実例
例えば、あるファッションブランドが新しいコレクションの開発に際し、オンラインコミュニティを活用しました。参加者にデザイン案を提示し、フィードバックを収集することで、消費者の好みを反映した商品を開発することができました。このように、オンラインコミュニティリサーチは、消費者のリアルな声を直接反映し、製品やサービスの改善に役立つ強力なツールです。
オンラインコミュニティリサーチは、企業が顧客と密接に関わり、深いインサイトを得るための重要な手法です。適切に実施することで、企業は市場での競争力を高め、顧客満足度を向上させることができます。
試験販売
試験販売、またはテストマーケティングは、新商品やサービスを市場に本格的に投入する前に、限定的な地域や期間で試験的に販売を行い、消費者の反応を観察する手法です。この方法は、製品の市場適合性を確認し、リスクを最小限に抑えるために非常に有効です。
調査方法の詳細
試験販売は、新商品やサービスを小規模で市場に投入し、消費者の反応を観察することで、商品が市場でどのように受け入れられるかを評価する手法です。これにより、製品の強みや改善点を明らかにし、正式な市場投入前に必要な調整を行うことができます。試験販売は、販売地域や期間を限定することで、コストを抑えつつ、リスクを低減することが可能です。
具体的なステップ
試験販売を効果的に実施するためには、以下のステップが重要です。
- 目的の設定: 試験販売の目的を明確にし、評価したい要素(例:価格設定、消費者の反応、流通チャネルの適合性など)を決定する。
- 市場の選定: 試験販売を行う地域やターゲット市場を選定します。これは、製品の特性やターゲット顧客に基づいて決定される。
- 販売計画の策定: 販売期間やプロモーション活動、価格設定など、試験販売の詳細な計画を策定する。
- 販売の実施: 実際に商品を市場に投入し、消費者の反応を観察する。販売データや消費者のフィードバックを収集する。
- データの分析と報告: 収集したデータを分析し、試験販売の結果を評価する。これにより、製品の改善点や市場投入の可否を判断する。
具体的な活用方法
試験販売は、以下のような場面で活用されます。
- 製品の市場適合性の確認: 新商品が市場でどのように受け入れられるかを確認し、正式な市場投入前に必要な調整を行う。
- マーケティング戦略の検証: プロモーション活動や価格設定の効果を検証し、最適なマーケティング戦略を策定する。
- リスクの軽減: 大規模な市場投入前にリスクを軽減し、失敗の可能性を最小限に抑える。
実例
例えば、花王の「ヘルシア緑茶」は、関東・甲信越地方のコンビニで試験販売を行い、消費者の反応を確認しました。この試験販売の結果、商品は好評を博し、全国展開へとつながりました。このように、試験販売は製品の市場適合性を確認し、成功への道筋をつけるための重要な手法です。
試験販売は、製品の市場投入前に消費者の反応を確認し、リスクを低減するための強力なツールです。適切に実施することで、企業は市場での競争力を高め、成功を収めることができます。
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海外市場の調査方法 まとめ
- 海外市場調査には7つの主要な方法がある
- デスクトップリサーチは既存データを活用する
- アンケート調査は消費者の直接的なフィードバックを得る
- インタビュー調査は消費者の深層心理を探るために有効
- 現地視察は実際の市場環境を直接観察する
- フォーカスグループは消費者同士の意見交換から洞察を得る
- オンラインコミュニティリサーチはデジタルプラットフォームを活用する
- 試験販売は新商品の市場適合性を評価する
- 調査方法は複数を組み合わせると効果的
- 調査の目的に応じて最適な方法を選ぶ必要がある
- 各調査方法には具体的なステップがある
- 市場の規模や競合分析に役立つ手法が多い
- 法規制の確認にも調査が必要である
- 文化や消費行動の理解には現地視察が重要