【社員インタビュー】海外駐在リサーチャーが語る、他社が真似できないアットグローバルのリサーチの秘訣とは?

【社員インタビュー】海外駐在リサーチャーが語る、他社が真似できないアットグローバルのリサーチの秘訣とは?

多くの場合、海外リサーチは、狙っている外国市場において、自社の商品やサービスが売れるかどうかを確認する重要な段階といえます。

ネットの情報は限定的だったり古かったりするため、ネット情報だけを鵜呑みにして本格的に参入すると、プロジェクトが失敗することも多々あります。場合によってはそれにより会社の体力が削られ、会社の存続さえ危ぶまれることになりかねません。

とはいえ、どうすれば安心して依頼できる海外リサーチ会社を見分けることができるでしょうか?

アットグローバルが考える、安心して任せられる海外調査会社のポイントは以下の通りです。

  • その調査会社に海外展開に必要な情報収集を一手に任せられるか? 
  • 現地に日本人スタッフが駐在しているか? 
  • 現地の調査スタッフは、その国の言語だけでなく、文化や習慣も理解しているか?

当社リサーチ部へのインタビューを通して、アットグローバルで行われる海外リサーチの事例を含めてご紹介したいと思います。

目次

調査依頼の流れ

調査依頼の流れ

――今回は株式会社アットグローバル・リサーチ部プロジェクトマネージャーの小宮さんにお話を伺います。本日はよろしくお願いいたします。小宮さんはカンボジアに3年弱住んでいて、我が社のプロジェクトマネージャーとしても3年以上従事されていますよね。現在カンボジアチームはどのような構成ですか?

小宮:そうですね、カンボジアには、私を含めて数名の日本人スタッフがいます。全員カンボジア語も英語も流暢です。また、大きなプロジェクトの場合は、長年カンボジアに住んでいた経験を持つ人がリモートでチームに加わってくれるというケースもあります。

――ありがとうございます。我が社には各国にチームがありますが、国境を超えて助け合うケースもけっこうありますよね。さて本題ですが、海外の市場調査などリサーチを検討している企業はたくさんあると思うのですが、実際にアットグローバルに調査を依頼した場合、どういう流れになるのでしょうか?

小宮:はい。お問い合わせをいただいたら、まずはどのような調査が必要かを詳しくお聞きします。その後、お見積もり、契約、調査、納品という流れになります。

我が社の場合、単なる外注ではなく、コンサル的なサポートも可能です。ですので、そもそも海外展開をしたいもののどんな調査をしたらよいのかわからないという状態からでもご相談いただけたら、ご要望に応じたアドバイスができます。

――それは助かりますね。そして多くのクライアントにとって気になるのは金額面ですが・・・海外リサーチの費用って概算の見積もりを出された段階から、高いし内訳が分かりにくいというイメージを持たれてしまうことが多いですが、アットグローバルではどのようにお見積もりを作成していますか?

小宮:まずお問い合わせの段階で、その企業様がどのようなニーズを抱えておられるのかをじっくり話し合い、齟齬がないように綿密な確認を行います。

そして、いただいた仕様書またはRFPの資料に沿って、想定される業務量を洗い出します。次に、それらの業務遂行に必要な時間数を割り出し、その時間数に人件費を乗じた額が見積額となります。すべて細かく見積書に反映していますので、お客様にも安心していただいています。

省庁への訪問

――それは安心ですね。では契約に至った場合、その後の流れはどうなりますか?

小宮:例えば、11月~3月までの案件の場合、11月の早い段階で企業様と当社スタッフの間でキックオフミーティングを行います。ただ、ここで白紙の状態からその案件について話し合うわけではなく、当社の場合は事前のヒアリングに基づいて調査を行い、この時点で、ある程度重要なポイントを押さえた資料を調査書のたたき台として提供しています。

このように最初に精度の高いレポートからスタートしますので、締め切りまでの期間に調整や修正を繰り返すことで、完成品となる報告書を期限ギリギリではなく余裕をもったスケジュールでお渡しすることができます。そしてもちろん、提出締切までの期間も調査を続け、随時最新情報を追加していきます。当社としては契約書に基づいて納品後もアフターサービスを行っていますが、実際には案件終了後の修正依頼やアフターサービスに関する依頼はほぼありません。完成品を満足いただけている証拠だと思います。

――なるほど。海外リサーチというのは費用がかかる割に、何をしているのかがわかりにくく、依頼される企業様にとっては不安が先行しがちだと思いますが、アットグローバルのやり方だと安心ですね。リピーターの依頼が多いのも納得できます。

さて、次に、実際の調査方法についてお尋ねしたいと思います。

実際の調査方法

実際の調査方法

――海外リサーチと一言で言っても、定性リサーチ定量リサーチリーガルリサーチマーケティングリサーチなど多岐にわたりますが、こうしたリサーチの中で一番大変なのはどういうタイプの工程になりますか?

小宮:そうですね、リサーチの内容によっては、現地の専門家や政府関係者に取材やインタビューをする必要があります。ただ、こうした方々とコンタクトを取るのは簡単ではありません。日本の公的機関と違い、海外では公式ウェブサイトなどに載っているメールアドレスに連絡しても、返信が来ることはまずありません。

コンタクトを取るには、現地でよく使われているSNS(Facebook、Telegram、WhatsAppなど)を活用します。また、実際に何度も省庁へ足を運んでアポイントをお願いし、直接政府高官と会う努力を行います。彼らとのやり取りを現地でよく使われるSNSで行うこともあります。

実際にカンボジアの専門家や政府高官とお会いすると、私たち日本人が流暢に現地語を話すことに驚かれます。そして話が弾み、忌憚のない会話を重ねることで信頼へと繋がり、良い関係を築くことができています。

――なるほど。現地に長年住んでいるのは大きな強みですね。ところで、我が社アットグローバルにはあらゆる分野の専門家(法律家・弁護士・経済学者・税理士・社会学者など)が所属しているのでしょうか?調査結果の正確性や客観性はどうやって保持されていますか?

小宮:もちろん、すべての分野における専門家がいるわけではありません。しかし当社の場合、どんなリサーチ案件でも短期間で専門性の高い情報を抽出する手法を確立しています。現地に住み、現地事情に通じていますから、その案件に必要な情報はどこで手に入るのか、どの専門家に問い合わせれば良いのかが分かります。それで、どんな分野でも調べることができます。

必要な場合、外部の専門家をチームに加えて正確性や専門性を担保します。こうしたチーム体制により、当社にとって初めてとなる分野でも、クライアントにご満足いただける調査結果を提供してきました。

調査報告は基本的に一次情報を元にして作成します。そして、調査結果に載せる内容に関連するすべての資料について、本文中に脚注を付けて資料の出典を明確にします。また、ヒアリング調査で得た情報を報告書に記載する場合は、聞き取り情報であることを明記します。

――かなりリサーチのイメージを描くことができます。ここからは実際の事例を通して、さらに具体的な内容を聞いていきたいと思います。

海外リサーチ実例紹介

海外リサーチアポ取り

――ではさらに具体的に、カンボジアでのリサーチ事例を紹介してもらえますか?

小宮:はい。例えばある大手商社からのご依頼がありました。この案件は、特定のオンラインシステムの動向を調べるというリサーチの要素と、和製のオンラインシステムを海外に展開するというマーケティング要素の二つを持ち合わせていたことが特徴的でした。もし販売に成功すれば、大規模なインフラ開発を獲得し、大きなビジネスチャンスの突破口になる可能性があります。

――調査のどの部分が難しかったのでしょうか?

小宮:カンボジアでは発展途上であるため、基本的な公表資料が少ないのが難しい点でした。また、ヒアリング調査を行う必要がありましたが、アポ取りが難関でした。ただでさえ忙しい政府関係者ですし、普段から色んな企業が営業をかけているので、最初からまともに相手にしてもらえることはありません。何度も省庁に足を運んで受付スタッフにも顔を覚えてもらい、関係を築き、最終的には政府高官につなげていただけました。

――すごい努力ですね。でもそういう話を聞くと、日本人ではなく現地の調査会社に再委託したほうがコネがあってアポを取りやすいのではないかと思ってしまうのですが、違うのでしょうか?

小宮:私も最初はそのように思っていました。しかし最近感じるのは、現地の人よりも外国人、特に現地語に堪能な外国人の方がアポを取りやすいということです。

日本でもそうだと思いますが、現地の人はそれぞれの組織に所属しており、棲み分けが存在します。今持っている組織同士の関係を荒立てたくないという意識が働くようで、現地の調査会社も遠慮がちになることがあります。

その点、当社の場合は中立なリサーチ会社であることを前面に押し出しているので、政府関係者も安心してアポを許可してくれるようです。加えて、英語ではなくカンボジア語を話すことで、さらに親しみを持っていただけました。

――興味深いですね。「カンボジア語を話す日本人」というのが、政府関係者にとっても刺さったわけですね。そういう話を聞くと、特定の専門家や政府関係者のアポだけを取ってほしいという企業様もおられると思うのですが、可能でしょうか?

小宮:もちろんです。大きな案件は大歓迎ですが、アポ取りのみや簡単な市場調査など一部業務のみでも、喜んで承ります。また、クライアント名を出さずに(情報漏洩を防ぐための)匿名での調査も可能です。調査を行っていること自体をライバル会社に知られたくない場合などもお役に立てると思います。

アットグローバルが他社と異なっている点まとめ

アットグローバルが他社と異なっている点

――本日はありがとうございました。改めてアットグローバルが競合他社と異なる点をまとめていただけますか?

小宮:はい。3つに集約したいと思います。

翻訳とリサーチとCQをワンストップで行える

アットグローバルの主な事業は翻訳です。GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)すべてから10年以上にわたって安定的に仕事を受注している信頼された翻訳会社ですので、まず海外リサーチの基礎となる言語面で、リサーチの競合他社に負けないと断言できます。

そして、海外リサーチに関しては、現地に住む、現地語に通じている自社スタッフが直接担当します。ですから、正確に、そしてスピーディーに対応することができます。

また、弊社のスタッフはCQ(Cultural Intelligence Quotient)という異なる文化の中でも効果的に行動するスキルを学んでいます。

これらすべてをワンストップで行える企業は他にはあまりありません。ですから、最高のリサーチ結果をご提供できると自信を持って言うことができます。

現地の最新の情報を得られる

弊社のスタッフが現地に住んでいることのメリットはたくさんありますが、もっとも意義があるのは現地の最新の情報を得られるということです。

最近ではSNSをはじめ、オンラインでのやり取りが増え、ある程度の調査をインターネットだけでも行えるようになってきました。しかし、市場開拓などを行う場合、やはり生の声を聴かないことには実際のニーズを知ることができません。また、海外とくに発展途上国では、事前事後の通知なしに法律や役所のルールが変わることもありますので、最新かつ正確な情報を掴むことはリスク回避のためにも大切です。

当社が多くの省庁や上場企業様からこれまで多くのリサーチ案件を受注してきた理由もそこにあります。実際に現地の価値あるリサーチ結果を提供できているからこそ評価していただいていると言えます。

費用が明快で安い

繰り返しになりますが、当社のリサーチは基本的に自社スタッフが行います。

例えば、ある日本のリサーチ会社の場合、案件を受けた後、現地の会社に調査を丸投げし、時々PMが通訳を伴って現地に赴き指示を出すことがあります。

しかし、日本語での連絡ができないため、明確な指示を出すことが難しかったり、文化や習慣の違いで意図を読み違えたりして、結果として求めているデータを取得できないことがあります。

また、PMと通訳が現地に行く費用や滞在費用がかさむため、コストパフォーマンスが悪くなるのは容易に想像できます。

この点、当社スタッフは現地にいる日本人ですので、依頼された企業様から直接、指示や修正を日本語で行っていただくことができます。そして、移動や通訳者を雇うための費用も必要ありませんので、価格を安く抑えることが可能です。

――まとめていただきありがとうございます。小宮さんのおっしゃるとおり、アットグローバルに問い合わせない理由が見当たりませんね!本日はありがとうございました。

アットグローバルにお問い合わせください!

今後海外展開を予定しているものの、何をリサーチすればよいのかわからない企業様、また調査する内容が決まっていて見積もりを出してほしい企業様、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。

当社のスタッフが無料でヒアリングさせていただきます。

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