
建築翻訳・建設翻訳の発注ガイド|土木を含む書類別の難所と翻訳会社の選び方
海外案件の書類が英語で届いた。あるいは、海外の施主や施工業者に日本語の書類を出すことになった。建設業で翻訳が必要になる場面は、ある日突然やってきます。
建設分野の翻訳は、一般のビジネス翻訳とは前提が違います。一つの案件で建築・土木・設備という三つの用語体系が同時に走り、読み手は英語を前提にできない現場の作業者で、しかも法規と規格の対応関係が国ごとに揃いません。翻訳会社なら誰でもできる仕事ではないのが実情です。
この記事では、建築翻訳・建設翻訳・土木翻訳をこれから発注する方に向けて、分野ごとの難所、書類ごとの注意点、会社の選び方、費用の決まり方を整理します。発注前に何を決めておけばよいのかが分かる構成にしました。
- 建築・土木・設備で翻訳の難所がどう違うか
- 建設業で翻訳が必要になる書類の全体像と優先順位
- 建設分野に対応できる翻訳会社の見分け方
- 建設翻訳の費用が決まる仕組みと、発注前に決めておくべきこと
建築翻訳・建設翻訳は何が特殊なのか

建設分野の翻訳が特殊なのは、専門用語が多いからではありません。三つの用語体系が一つの案件に同居すること、読み手が英語を前提にできない現場の人であること、法規と規格が国ごとに対応しないことの三点が、他分野との構造的な違いです。
一つの案件で三つの用語体系が同時に走る
建物を一棟建てる案件には、意匠・構造・設備の図面と書類が同時に存在します。意匠は仕上げと寸法、構造は部材と配筋、設備は系統と容量が中心で、使われる語彙が入れ替わります。
一人の翻訳者が三分野すべてに精通しているとは限りません。分野をまたぐと同じ英単語が別の訳語になる場面が出てくるため、案件全体で用語をどう統一するかを最初に決める必要があります。
読み手が現場の作業者である
契約書やIR資料の読み手は、その書類を読むことが仕事の人です。建設の翻訳はそうではありません。
施工図や作業手順書を読むのは、現場の職長や協力会社の作業員です。英語の読解力を前提にできず、技術的に正しい訳語よりも、現場で通用する呼び方が優先される場面があります。
読まれない翻訳は、成果物として機能しません。 ここが建設翻訳で最も見落とされやすい点です。
法規と規格が国ごとに一対一で対応しない
耐火性能、耐震等級、防火区画。これらは日本の法体系に固有の区分を持ちます。英語圏の規格にも似た概念はありますが、区分の切り方が違います。
直訳すると意味がずれるため、原語を残して注記で補うなどの判断が必要になります。材料規格も同様で、ASTMやBS、ENの規格名には日本語の定訳がないものがあります。対応関係は日本産業標準調査会(JISC)の「JIS・国際規格の整合性情報」で確認できますが、そもそも対応するJIS規格が存在しない場合もあります。
建築・土木・設備で翻訳の難所はどう違うか

建築翻訳・土木翻訳・設備翻訳は、まとめて建設翻訳と呼ばれますが、実務上の難所はそれぞれ異なります。分野を伝えずに見積もりを取ると、想定と違う体制が組まれる原因になります。
建築分野は意匠と構造で語彙が分かれる
建築の図面と書類は、意匠と構造で扱う内容が大きく異なります。意匠は仕上げ材、色、寸法、納まりが中心で、構造は部材、配筋、接合部、荷重が中心です。
翻訳上の難所は、仕上げ材の名称です。国内で流通している建材の呼称には、メーカー独自の商品名がそのまま定着しているものが多く、海外に対応する製品がありません。用途と性能を説明で補う判断が要ります。
土木・インフラ分野は公共工事の枠組みが前提になる
土木翻訳が建築翻訳と最も違うのは、発注者が官公庁である場合が多い点です。共通仕様書、特記仕様書、設計図書という書類の枠組みが定められており、その構造ごと理解していないと訳せません。
国内の公共工事では、国土交通省が定めるCAD製図基準と電子納品要領によって、図面のレイヤー名や成果物の構成まで規定されています。海外案件の書類を国内の枠組みに合わせる場合、この基準との突き合わせが翻訳とは別に発生します。
海外側の土木案件では、ODAやインフラ輸出の枠組みが関わる場合があります。国際協力の入札書類は英語が原本となるため、日本語化して社内で検討し、提出は英語で行うという往復が生じます。
設備分野は電気と機械で体系が切り替わる
設備は電気設備と機械設備に分かれ、それぞれ独立した用語体系を持ちます。電気は受変電、分電盤、遮断器、接地といった語彙、機械は空調、配管、冷却水系統、換気といった語彙が中心です。
設備の書類は略語と記号の比率が高く、文章として書かれた部分が少ないのが特徴です。そのため機械翻訳の精度が最も落ちる分野でもあります。
分野別の難所の比較
| 分野 | 主な書類 | 翻訳上の難所 | 読み手 |
|---|---|---|---|
| 建築(意匠) | 意匠図、仕上表、納まり詳細 | 建材の商品名に対応する海外製品がない | 施工管理、内装業者 |
| 建築(構造) | 構造図、構造計算書、配筋図 | 耐震基準と海外規格の区分が揃わない | 構造設計、鉄筋工事業者 |
| 土木・インフラ | 設計図書、共通仕様書、数量計算書 | 公共工事の書類体系ごと理解が要る | 発注者、施工業者 |
| 設備(電気) | 単線結線図、系統図、盤図 | 略語と記号が中心で文脈がない | 電気工事業者 |
| 設備(機械) | 配管系統図、機器リスト、容量計算 | 分野固有の単位と換算 | 設備工事業者 |
建設業で翻訳が必要になる書類の全体像

建設案件で翻訳対象になる書類は、性格の違う四つのグループに分かれます。すべてを同じ品質で訳す必要はなく、グループごとに優先順位と品質水準を決めるのが実務的です。
設計・施工に使う書類
図面がこのグループの中心です。意匠図、構造図、設備図、施工図、製作図が含まれます。
図面の翻訳は、建設翻訳のなかでも独立した専門領域です。訳文が入る場所に物理的な制限があり、図と文字が分離できず、CADデータの扱いという技術的な作業が伴います。誤訳が施工ミスと手戻りに直結するため、最も高い品質が求められるグループでもあります。
取り決めに関わる書類
仕様書、契約書、見積書、確認申請の関連書類が該当します。文章が主体で、責任範囲と条件を定める性格を持ちます。
このグループで重要なのは、用語の一貫性と改訂管理です。同じ語が書類ごとに違う訳語になっていると、契約上の解釈がぶれます。図面とは求められる品質の種類が違うと理解してください。
現場運用の書類
安全書類、作業手順書、KY活動の資料、朝礼資料、掲示物などです。日々使われ、更新頻度も高いのが特徴です。
このグループは、正確さと同じくらい分かりやすさが問われます。読み手が日本語を母語としない作業員である場合、専門的に正しい訳語より、平易で誤解の余地がない表現が優先されます。
対外的な書類
入札書類、技術提案書、会社実績資料、施工実績のプレゼン資料などです。読み手は発注者や審査側で、内容の正確さに加えて説得力が求められます。
このグループは、翻訳というより多言語での文書作成に近い性格を持ちます。原文をそのまま訳すのではなく、提出先の慣習に合わせて構成を組み替える判断が必要になる場合があります。
書類グループ別の優先順位
| 書類グループ | 求められる品質 | 更新頻度 | 費用のかかり方 |
|---|---|---|---|
| 設計・施工(図面) | 最高水準。誤訳が施工事故に直結 | 改訂が頻繁 | データ形式と納品形式で大きく変動 |
| 取り決め(仕様書・契約書) | 高水準。用語の一貫性が最重要 | 版管理が必要 | 文字量に比例。改訂差分で圧縮可 |
| 現場運用(安全書類等) | 分かりやすさ優先 | 高い | 言語数に比例。テンプレート化で圧縮可 |
| 対外的(入札・提案) | 説得力と体裁 | 案件ごと | 構成の組み替え工数が乗る |
発注の場面は三つに分かれる

建設業で翻訳が必要になる場面は、海外に出ていく場合、国内で外資案件を受注した場合、外国人材を受け入れている場合の三つです。どれに当てはまるかで、必要な言語も書類も体制も変わります。
海外に出ていく企業の場合
海外での施工、海外工場の建設、現地法人での事業展開といった場面です。日本語の書類を英語や現地語に置き換える方向が中心になります。
この場合の難所は、訳文が原文より長くなって図面や様式に収まらないことと、日本の設計思想が現地に通じないことです。図面に書かれていない前提まで補う判断が求められます。
中堅・中小企業の海外展開については、国土交通省が建設・不動産企業の国際展開支援施策として、海外事業計画の策定支援や海外建設・不動産市場データベースの提供を行っています。海外進出全般の考え方は日本企業の海外進出トレンドと成功事例でも整理しています。
国内で外資案件を受注した企業の場合
海外事業者が国内に建設する施設を、日本の施工会社が請け負う場面です。英語の図面と仕様書がそのまま降りてきます。
近年この構図が最も濃く出ているのが、海外事業者による国内のデータセンター建設です。設計と仕様策定が海外で行われ、施工だけが国内という案件では、日本語版が用意されないまま着工することも珍しくありません。
この場合の最大の課題は、発注者自身が原文を読めないため、翻訳の正しさを自分で検証できないことです。訳した根拠を説明できる体制かどうかが、会社選びの分かれ目になります。
外国人材を受け入れている企業の場合
現場で働く技能者が日本語を母語としない場面です。日本語の書類を、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語といった言語に展開する必要が生じます。
この場合は、翻訳の正確さより到達度が問われます。読み手の日本語能力と母語がまちまちなため、言語数を増やす判断と、やさしい日本語で作り直す判断のどちらが有効かを検討することになります。
外国人材の受け入れで増えている多言語化の需要

建設業の翻訳需要は、海外案件だけではありません。国内の現場で働く外国人材の増加によって、安全書類と作業手順書の多言語化という需要が生まれています。
建設分野では特定技能制度による受け入れが進んでおり、技能実習制度に代わる新制度として2027年4月から育成就労制度の施行も予定されています。制度の枠組みと関係資料は国土交通省の建設分野での外国人受入れ関係で公開されています。受け入れが進むほど、現場で使う書類の多言語化が実務課題になります。
安全にかかわる書類が最優先になる
多言語化の対象は多岐にわたりますが、優先すべきは安全に直結する書類です。作業手順書、危険予知活動の資料、立入禁止や重機作業の掲示物が該当します。
この領域では、翻訳の正確さより理解のされやすさが重要です。母語に訳しても専門用語が並んでいれば伝わりません。図解との組み合わせや、平易な表現への言い換えを含めて設計する必要があります。
言語を増やすか、やさしい日本語にするか
外国人材の出身国が複数にわたる現場では、すべてを母語化すると言語数が膨らみます。判断の目安は次のとおりです。
- 特定の言語の在籍者が多数を占める場合は、その言語への翻訳が効率的
- 出身国が分散している場合は、やさしい日本語と図解を主軸にするほうが到達する
- 安全に直結する掲示物は、母語とやさしい日本語を併記する運用が確実
- 更新頻度が高い書類は、テンプレート化して差分だけを翻訳する
建設分野に対応できる翻訳会社をどう選ぶか

建設翻訳では、一般的な翻訳品質の高さだけでは足りません。分野の実績、図面への対応可否、用語資産の扱い、機密保持体制の四点を確認してください。
分野の実績があるか
建設翻訳と一口に言っても、建築・土木・設備で必要な知識が違います。「建設分野に対応」とだけ書かれている場合、どの分野の実績なのかを具体的に確認してください。
確認の仕方は簡単です。自社の案件で使う書類の名称を挙げて、扱った経験があるかを聞きます。単線結線図、配筋図、共通仕様書といった具体的な書類名で聞けば、実績の有無はすぐ分かります。
図面とCADデータに対応できるか
文書翻訳しか扱わない翻訳会社は少なくありません。図面が含まれる案件では、CADデータを直接編集できるか、レイアウト調整まで対応できるかを事前に確認する必要があります。
対応範囲が翻訳のみの場合、訳文のテキストだけが納品され、図面に戻す作業が自社に残ります。レイアウト調整の作業範囲についてはDTP・対応可能ドキュメントのような対応表を公開している会社であれば、事前に判断できます。
用語集を資産として残せるか
建設案件は継続します。初回に作った用語集と翻訳メモリが自社に残るかどうかで、二回目以降の費用と納期が変わります。
納品物に用語集を含めるかどうかは、見積もり段階で明示的に取り決めてください。あとから請求すると、追加費用になる場合があります。
機密保持と品質管理の体制
建設案件の図面と仕様書は、施主の機密情報を含みます。機密保持契約の締結可否と、再委託の範囲を確認してください。
品質管理については、翻訳サービスの国際規格であるISO 17100の認証取得が一つの目安になります。翻訳者の力量要件と、翻訳とは別の担当者による確認工程が規格で定められているためです。
発注前の確認チェックリスト
- 自社案件と同じ分野(建築・土木・設備)の実績があるか
- 図面とCADデータに対応できるか、納品形式は選べるか
- 用語集と翻訳メモリを納品物に含められるか
- 機密保持契約を締結できるか、再委託の範囲はどこまでか
- 改訂対応を差分ベースで受けられるか
- 翻訳後に技術的な質問へ回答できる体制があるか
- 対応言語に、必要な現地語が含まれるか
建設翻訳が向いているケースと、外注しなくてよいケース

すべての書類を翻訳会社に出す必要はありません。判断材料を持たないまま一括で依頼すると、費用に見合わない結果になります。
外注が効くのは次の場合です。
- 現場に配布して施工に使う書類で、誤訳が事故や手戻りにつながる
- 図面が含まれ、CADデータやレイアウトの扱いが必要になる
- 分量が多く、社内の技術者を張り付けると本業が止まる
- 契約や入札にかかわり、対外的な責任が発生する
- 複数言語への展開が必要で、言語ごとの品質を揃えたい
一方、次の場合は社内で処理したほうが速く済みます。
- 数ページだけで、社内に該当言語を読める技術者がいる
- 内容の把握が目的で、配布も提出もしない
- 過去に訳した類似書類があり、用語集が社内にある
- 更新頻度が極端に高く、外注の往復が工程に合わない
社内で内容を把握するだけならAI翻訳で足ります。現場配布や対外提出が伴う書類は、専門の翻訳が必要になります。 この線引きが費用対効果を決めます。
建設翻訳の費用はどう決まるか

建設翻訳の費用は、翻訳の単価だけでは決まりません。書類の種類、元データの形式、納品形式、改訂対応の範囲という四つの条件が総額を左右します。
課金の基本は文字数かワード数
日本語を起点とする場合は文字数、英語を起点とする場合はワード数で計算するのが一般的です。文書主体の書類であれば、この計算がそのまま総額に近くなります。
一方、図面が含まれる場合は事情が変わります。図面は一枚あたりの文字量が少ないため、文字単価で計算すると安く見えますが、実際にはデータ化とレイアウト調整の工数が総額の大半を占めます。料金を左右する要因については日英翻訳の相場を決める6つの要因で整理しています。
費用が膨らむ条件と抑える条件
費用が膨らむのは次の場合です。
- 元データがなく、スキャンしたPDFや紙しかない
- 納品形式がCADデータで、レイヤー構造の保持を求められる
- 用語集がなく、社内独自の略語や呼称の確認に時間がかかる
- 改訂のたびに全面翻訳をやり直している
- 短納期で、複数名を同時に投入する必要がある
費用を抑えられるのは次の場合です。
- 編集可能な元データを渡せる
- 納品形式をPDFやテキストにできる
- 用語集と略語の定義リストを発注側で用意できる
- 改訂は差分だけを依頼する運用にしている
- 全書類ではなく、必要な範囲に絞って依頼する
総額を左右するのは単価ではなく、元データの有無と納品形式です。 相見積もりを比較する際は、この前提が各社で揃っているかを確認してください。前提が違えば、金額の比較そのものが成立しません。
建設翻訳でよくある失敗

発注側で起きやすい失敗には、繰り返し現れる型があります。いずれも事前の取り決めで防げます。
- 分野を伝えずに発注する:建設とだけ伝えると、担当する翻訳者の専門が案件と合わない場合があります。建築か土木か設備か、さらに意匠か構造かまで伝えてください
- 納品形式を決めずに見積もりを取る:PDFで足りるのかCADデータで戻す必要があるのかで金額が変わります。決めずに比較しても意味がありません
- 社内独自の略語を伝えない:発注元固有の略語や部材コードは辞書に載っていません。定義リストを渡すだけで品質と納期が改善します
- 用語集を残さない:初回に作った用語資産が手元に残らないと、二回目以降も同じ費用がかかります
- 全書類を同じ品質で発注する:現場配布用と社内確認用を分けるだけで、総額は大きく下がります
- 改訂を全面翻訳でやり直す:差分翻訳の運用に切り替えれば、二回目以降の費用と納期が圧縮できます
建築翻訳・建設翻訳のよくある質問

- 建築翻訳と土木翻訳では何が違いますか
-
必要な知識と書類の枠組みが違います。建築は意匠と構造で語彙が分かれ、建材の名称や耐震・耐火の基準が難所になります。土木は発注者が官公庁である場合が多く、共通仕様書や設計図書という公共工事の書類体系ごと理解している必要があります。同じ翻訳会社でも担当する翻訳者が変わるため、発注時にどちらの分野かを明示してください。
- 費用はどのくらいかかりますか
-
書類の種類と元データの形式で大きく変わります。文書主体の書類は文字数またはワード数に比例しますが、図面が含まれる場合はデータ化とレイアウト調整の工数が総額の大半を占めます。編集可能な元データを渡せて納品形式がPDFで足りる場合と、スキャン図面からCADデータで納品する場合とでは、同じ枚数でも金額が大きく異なります。
- 建設の専門知識がない翻訳会社に頼むとどうなりますか
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文章としては読めるが現場では使えない訳文になりがちです。具体的には、略語が正式名称に展開されて図面の簡潔さが失われる、材料規格が近い別の規格に置き換わる、現場で通用しない訳語が使われるといった問題が起こります。書類の名称を挙げて実績を確認するのが、事前に見分ける最も確実な方法です。
- AI翻訳では対応できませんか
-
書類によります。文章として書かれた仕様や説明文であれば、AI翻訳の精度は実用水準に達しています。一方、略語と記号が中心の図面や、法規にかかわる用語では判断ができません。社内で内容を把握する目的ならAI翻訳で足り、現場配布や対外提出を伴う書類は専門の翻訳が必要になります。
- 外国人材向けの安全書類も翻訳してもらえますか
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対応できます。ただし、この用途では翻訳の正確さより理解されやすさが重要になります。母語に訳しても専門用語が並んでいれば伝わらないため、平易な表現への言い換えや図解との組み合わせを含めて設計する必要があります。出身国が分散している現場では、やさしい日本語を主軸にするほうが到達する場合もあります。
- 翻訳の品質はどう担保されますか
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翻訳者の力量要件と、翻訳とは別の担当者による確認工程を定めているかどうかが目安になります。翻訳サービスの国際規格であるISO 17100では、この二点が要件として規定されています。あわせて、用語集による訳語の統一と、技術的な疑問点を設計担当に確認できる導線があるかを確認してください。
- 継続案件では何を整えておくとよいですか
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用語集と翻訳メモリを自社の資産として蓄積することです。社内独自の略語と部材呼称の定義リストを一本化し、分野ごとに用語集を分けて管理します。あわせて改訂対応を差分ベースの運用に切り替えると、二回目以降の費用と納期が下がります。初回の見積もり段階で、用語集を納品物に含めるよう取り決めてください。
建築翻訳・建設翻訳・土木翻訳の発注を成功させるためのまとめ

- 建設分野の翻訳が特殊なのは、三つの用語体系が同居し、読み手が現場の作業者で、法規と規格が国ごとに対応しないという三点による
- 建築・土木・設備は難所が異なるため、発注時にどの分野かを明示する
- 翻訳対象は設計施工・取り決め・現場運用・対外の四グループに分かれ、求められる品質の種類がそれぞれ違う
- 発注の場面は、海外に出ていく、国内で外資案件を受注した、外国人材を受け入れているの三つに分かれる
- 会社選びで確認すべきは、分野の実績、図面とCADへの対応、用語集を資産として残せるか、機密保持体制の四点
- 社内確認だけならAI翻訳で足り、現場配布や対外提出を伴う書類は専門の翻訳が必要になる
- 総額を左右するのは翻訳単価ではなく、元データの有無と納品形式の二点
- 継続案件では単価交渉より、用語集の蓄積と差分翻訳への切り替えのほうが効果が大きい
建築・建設・土木分野の翻訳についてお困りの際は、アットグローバルにご相談ください。


