【注目」日英翻訳の相場を決める6つの要因とは?
日英で翻訳を依頼する時に一番気になるのは、やはり料金ですよね。質と費用のバランスが大切です。
今回初めて日本語から英語への翻訳を業者にしてもらおうと思っている場合、ある程度の相場を調べておくのは重要です。なぜなら、翻訳の費用って、なんとなく曖昧に思えますが、ちゃんとした業者には納得のできる料金体系があるからです。
満足のいく業者に依頼するためにも、翻訳の相場についての知識を深めることをお勧めします。
- 日英翻訳の料金が決まる主要な要因
- 翻訳会社とフリーランスの違いによる料金差
- 分野別の翻訳料金の相場と変動要因
- 納期や追加サービスが翻訳料金に与える影響
日英翻訳の相場が決まる要因6選
まず、日英翻訳の相場が決まる要因は複数あることを理解しておきましょう。主に6つの要因を挙げてみます。
- 翻訳会社かフリーランスか
- どの言語なのか
- どういう料金設定なのか
- どんな分野なのか
- 納期はどのくらいか
- 追加サービスの有無
1.翻訳会社かフリーランスか
日英翻訳を依頼する時に最初に決める必要があるのが、翻訳会社に依頼するか、フリーランスに依頼するか、という点です。
翻訳会社というのは翻訳を専門に行っているプロの会社です。一方、フリーランスは個人事業主レベルで翻訳の仕事をしている人たちです。
例えば、個人ブログの翻訳やビザの発給のための証明書の翻訳などは、フリーランスでもいいでしょう。しかし企業が海外進出などを行う際に日英翻訳をする必要があるなら、翻訳会社に依頼すべき、と言えます。
この辺りは、「翻訳会社とフリーランスの違い」の記事で詳しく説明していますので、ご覧ください。
そういうわけで、ここでは翻訳会社に依頼する設定で話を進めますね。
2.どの言語なのか
今回は、日英の翻訳、つまり日本語から英語への翻訳ですので、この「どの言語なのか」は特に深くは触れません。
ただ、日英の翻訳の場合、日本語からイギリス英語に訳してほしいのか、それともアメリカ英語に訳してほしいのか、という希望がある場合もあるでしょう。この場合は、業者によっては料金が変わるかもしれません。
さらに言語に関しては、日本語から英語なのか、英語から日本語なのかで料金の体系は異なりますし、英語以外の言語なら当然、翻訳の相場も変わります。
その理由は、翻訳の仕事と翻訳者の需要と供給の関係が大きな要因となっているからです。日英の場合、翻訳そのものの仕事は多いですが、翻訳会社や翻訳できる人も多いので、比較的低価格な相場の部類に入る、と理解して間違いないでしょう。
3.どういう料金設定なのか
続いて、翻訳の料金設定です。どの翻訳会社でも翻訳の料金を定めるためのなんらかのルール、枠組みがあります。
通常、文字数が多ければ多いほど翻訳の料金の総額は大きくなりますが、単価は安くなります。一律の相場を提示するのは難しいですが、一般的な日英翻訳の相場をご紹介しましょう。
1文字あたりの料金
1文字あたりの料金は、一般的に5円から15円程度です。簡単な日常的な文章や標準的なビジネス文書の場合、この範囲に収まることが多いです。
日英翻訳の場合は、この「1文字」単位での料金設定になるでしょう。
1単語あたりの料金
1単語あたりの料金は、10円から30円程度が目安です。こちらの場合は、英日の翻訳の際に使われる単位です。
A4サイズの翻訳料金
また、A4サイズで翻訳料金を決める翻訳会社もあります。1ページあたり3000円から8000円程度が一般的です。
このように、まずはそれぞれの翻訳業者の料金設定を知るようにしましょう。弊社、アットグローバルの日英翻訳の料金はこちらから確認できます。
4.どんな分野なのか
日英翻訳の料金は、翻訳する分野によって異なります。各分野ごとの料金の目安を知ることで、適正な価格でサービスを利用する手助けになります。
一般的なテキストや日常的な文章
一般的なテキストや日常的な文章の翻訳は、比較的安価に設定されることが多いです。例えば、ブログ記事や簡単なメールの翻訳、各種証明書のような定型文などがこれに該当します。
ビジネス分野
ビジネス分野の翻訳は、比較的一般的な内容が多いため、料金が中程度であることが一般的です。ビジネスレターや報告書などは、専門的な知識がそれほど必要ない場合が多いです。
法律分野や医療分野
例えば、法律分野や医療分野の翻訳は、専門的な知識と正確性が求められるため、料金が高めに設定されることが多いです。法律文書や医療レポートなどは、専門用語が多く、翻訳者の経験や知識が重要です。
技術分野や科学分野
さらに、技術分野や科学分野の翻訳は、特定の用語や専門的な知識が必要であるため、料金が高めに設定されることがあります。これには、技術マニュアルや研究論文などが含まれます。
このように、翻訳する分野によって料金は異なるため、依頼する内容に応じて適切な料金の見積もりを取得することが重要です。
5.納期はどのくらいか
通常、納期が先であればあるほど料金は安くなる傾向があります。それだけ翻訳会社がリソースを確保しやすいためです。
でも、特急で翻訳してほしい状況もあるでしょう。その場合、通常の翻訳料金に加えて特急料金が請求されるでしょう。急ぎの依頼を処理するためには、翻訳者が通常の業務に加えて追加の作業を行う必要があるため、費用が増加するからです。
もちろん、この料金は、翻訳の文字数や専門性、希望する納期の短さによって変動します。依頼する際には、特急料金が発生する条件や料金体系を理解し、納得がいく価格かどうかをよく確認するようにしましょう。
6.追加サービスの有無
日英翻訳の相場に関わる最後のポイントは、追加サービスの有無です。もちろんプロの翻訳者が訳しているのですから、翻訳自体に間違いはないでしょう。
しかし翻訳の内容によっては、よりよい翻訳にするために、校正、専門家・ネイティブによるチェックなどをしてもらいたいケースもあります。
翻訳会社の料金設定によっては、最初からそれらの追加サービスが含まれているケースもありますし、追加料金が加算される場合もあるので、事前に確認するようにしましょう。
日英翻訳の見積もりの取り方と翻訳会社の選び方
ここまでの部分で、日英翻訳の相場が決まる要因について考えました。それらの要素が翻訳の料金を決めていることを踏まえて、次の段階として見積もりの取り方、そして翻訳会社の選び方を見ていきましょう。
日英翻訳の見積もりの取り方
一番分かりやすい見積もりの取り方は、翻訳会社のホームページにある見積もりフォームやメールアドレスから依頼する方法です。
電話で見積もることもできますが、ほとんどの場合、料金を即答することはできないので、電子的な方法で依頼するのがよいでしょう。
アットグローバルの見積もり依頼は、下記のフォームから行えますので、ご利用ください。
信頼できる日英翻訳会社の選び方
複数の翻訳会社から見積もりが出てきたら、その中から1つを選ぶ必要があります。ただここで注意点があります。「あまりにも安いところは危険」です。
昨今、AIの台頭で個人でもある程度簡単な翻訳が手軽にできるようになりました。もちろん、AIの翻訳は完全ではなく、社会的責任のある企業がAI翻訳のみに頼るのは危険です。
そして、安い翻訳業者の場合、こうしたツールでの翻訳を行った後に、人間がチェックする程度で完了することが多いです。
今のところ、実際に、人の心に刺さる翻訳は人間にしかできません。結局、ツールで訳したものを修正し、活き活きとした翻訳にするには、1から翻訳する以上の労力と時間がかかります。
それで、翻訳会社を選ぶ際には、費用面だけでなく内容面も考慮するようにしてください。
翻訳会社の選び方に関しては、こちらの記事が参考になるはずです。
日英翻訳の相場を決める6つの要因まとめ
- 日英翻訳の料金は翻訳会社とフリーランスで異なる
- 言語の種類(イギリス英語かアメリカ英語か)が料金に影響する
- 翻訳の料金設定には文字数単位や単語単位がある
- 一般的な日英翻訳の1文字あたりの料金は5円から15円程度
- 1単語あたりの料金は10円から30円程度が目安
- A4サイズの翻訳料金はページごとに3000円から8000円程度
- 翻訳の分野によって料金が変わる(ビジネス、法律、医療など)
- 一般的な文章の翻訳は比較的安価に設定される
- 法律や医療分野の翻訳は高めに設定されることが多い
- 技術や科学分野の翻訳は専門的で料金が高めになる
- 納期が短いほど料金が高くなる傾向がある
- 特急料金が発生する場合がある
- 追加サービス(校正やチェック)が料金に影響する
- 翻訳会社の料金体系や追加サービスを事前に確認する
- 複数の翻訳会社から見積もりを取り、比較する
- 安すぎる翻訳業者はリスクが高いことがある
- AI翻訳のみでなく、人間によるチェックが重要である